いつも心に

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マタイ2:1-12
2:1その頃、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。2:2これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録であった。2:3人々は皆、登録するために、それぞれ自分の町へ旅立った。2:4ヨセフもダビデの家系であり、またその血筋であったので、ガリラヤの町ナザレからユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。2:5身重になっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。2:6ところが、彼らがそこにいるうちに、マリアは月が満ちて、2:7初子の男子を産み、産着にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる所がなかったからである。
2:8さて、その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。2:9すると、主の天使が現れ、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。2:10天使は言った。「恐れるな。私は、すべての民に与えられる大きな喜びを告げる。2:11今日ダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。2:12あなたがたは、産着にくるまって飼い葉桶に寝ている乳飲み子を見つける。これがあなたがたへのしるしである。」
祈り)
天の神様、新しい目覚めをありがとうございます。
新しい年を迎えてお一人お一人が心の中に様々な思いや決心があると思います。
これから歩む一瞬一瞬を共に神様が歩まれていることに感謝して歩むことができますように
私たち一人ひとりをも守って下さい。そしてこれからも心の中心に神様あなたがおられますように。
これから語られますみ言、この語る者を通して
ここにおられるお一人お一人へと神様あなたがお語り下さい。
この語る者のすべてをお委ねいたします。
このお祈りを主イエスキリストのお名前によってお祈り致します。
アーメン。
ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。(マタイ2:12) 
 私たち一人ひとりは今日も新しい日を迎えました。
さて、皆様の心の中心には何がありますか?家族のことであったり友人、自分の健康のことであったり。人の数だけ考えはいろいろあります。でも神様にとっては違います。たった一つ、神様の心の中心にはかけがえのない一人ひとりの命を守ることがあります。一人ひとりの存在が神様にとって大切なんです。だから今年もそして毎年毎年、神様の心の中心にはあなたや私、神様がお造りになられたすべての一人ひとりがいるのです。
 今与えられた聖書の箇所は教会で1月6日は「主の顕現日」とされるその日によく読まれる箇所です。クリスマス劇でも演じられる三人の博士たちが、この世に誕生された主イエスに出会うところです。博士たちの心の中心は「偉い王様に会う」「権力を大切にする心」から「神様」「命を守る心」へと変えられます。心の中心が変えられたきっかけは、この世に生まれた主イエスとの出会いでした。もし、博士たちの心の中心に権力があったのなら、神様のお告げに従わずヘロデ王の言葉に従っていたのではないでしょうか。
 現代を生きる私たちは目で見えるかたちでは主イエスには出会えませんが、見えないからこそ主イエスを近くに感じられます。いつも主イエスに出会えるのです。
 いつも心の中心に神様がおられる一瞬一瞬でありますように。

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