集いの場が与えるもの｜同じ場所に居ることの喜び
「これが終われば、またいつもの日常は取り戻せるし、ポリープが悪性化する心配も軽減する」と自らに言い聞かせながら病院に向かった。
真間川のほとりで
日本福音ルーテル市川教会の中島康文牧師のエッセイです
余白と生きる｜見えないところに目を注ぐ
４年振りにフルバージョンの祝会を行えた今年のイースター。「祝会のフルバージョン？」と言われそうだが、要するに「あれはダメ、これは難しい」などとは言わず、「行いたいことに制限を付けない」と云う程度のものでしかない。そんな中で準備を始めたのだが、結果は４年前とほぼ同じプログラムに落ち着いた。
はじまりの一歩｜イースター（復活）の力
イースターが「春分の日の後の満月の次にくる日曜日」と制定されたのは、３２５年のニケヤ公会議であった。
もう良いよ｜受難週に聞く神様の赦しのことば
「父よ、彼らをお赦（ゆる）しください。自分が何をしているのか分からないのです。」（ルカ２３：３４）十字架上でイエスは七つの言葉を語ったと言われているが、その最初が、今、記した言葉である。
祝福を贈る｜神様からの贈り物はあなたにも
「礼拝開始時刻に間に合わなくても、あるいはもっと遅くなって説教の時間に間に合わなくても、最後の祝福に間に合うようだったら礼拝にいらっしゃい」と私は常々言っている。最後だけ行くのは照れ臭いと思うかもしれないが、最後の祝福こそが最も大きな恵みだからだ。
神様への贈り物｜賛美はありがとうの気持ち
会堂に子どもたちの歌声が響き渡る。その歌声が明るく聞こえるのは、５０数名の園児たちが「個人の判断」となったマスクを外し、笑顔で歌ってくれているからでもある。
マスクが律法に｜まずは心のマスクを外してみよう
安息日に病人を癒（いや）したり、弟子たちが麦の穂を摘んで食べても咎（とが）めないイエスは、律法学者たちにとっては苦々しい存在であった。
何をみたのか？｜見つけた・気づいたことを大切に
それは今年最初のかかりつけ医院での検診の時だった。「検査の結果、便に血が少し見つかったので、大腸と胃の内視鏡検査が必要。K病院に紹介状を書いておくから必ず検査しなさい。」と、お医者さんが「託宣」のように私に。
分からないが分かった｜素直に『分からない』と言ってみたら？
「淀ちゃんはオスで年齢は４６才、寿命が死因ではなく分からない」、１月に大阪の淀川河口で確認され数日後に死んだマッコウクジラの調査結果である。マッコウクジラは７０歳～８０歳まで生きた記録があるので、寿命が死因ではないということらしい。
労（ねぎら）う｜「大変だったね」と思いやることから
「青春は密なんです」と語っておられたのは、昨年夏の甲子園優勝校の監督さん。素顔で過ごすことがなかった高校生たちの３年間が間もなく終わろうとしている。