旧約聖書

いつでも待っているよ

「……どうか我らを立ち帰らせてください。」と詩人は詩いはじめます。「あなたにとって帰るところはどこですか?」と聞かれて、皆さんはどこを思い浮かべるでしょうか。昔の事を思い出してふるさとを思い浮かべたり、今いる家を思い浮かべたり様々かもしれません。誰かが「お帰り」と言葉をかけてくれるところ、それが自...

今日を過こせば明日も生きられる

この詩編の作者はさまざまな苦しみをもっていた。苦悩の最中、夜はもっとも苦痛であったにちがいない。眠られぬ夜を過ごし、朝が来ると彼は待ちきれぬように祈る。彼の祈りは、「わたしの声を聞いてください」とあるように、ときには嘆きであり、愚痴であり、不満であり、怒りであった。彼にとって、信仰の世界はきれい...

心を落ち着ける勇気 

「恐れをいだくとき、わたしはあなたを依り頼みます。神の御言葉を賛美します。神に依り頼めば恐れはありません。肉にすぎない者が、わたしに何をなしえましょう。」と詩人は詩います。神様からの御言葉とは「言語」や「文字」のことだけではなく、神様が私たち一人ひとりに与えて下さっている自然、土や光、空気、あら...

生きていること自体が奇跡

ヨブ記の主人公ヨブは、心清く信仰心の篤い立派な人物であった。ところが突然、 一切の財産を失うという災難に遭う。しかしヨブは「奪うのも、取るのも神さま だ」と告白する。そのヨブにさらに追い打ちをかけるように体中にできものができて無惨な姿を呈するようになる。ヨブの妻は彼に向かって「神を呪って、死んだ方...