ツリーは欠かせない?|装飾から伝えたい大切なメッセージ
「今年も枯れてしまったか」と一昨年夏、庭のモミの木を見ながら私は溜息をついた。「クリスマスツリーは生木で」と決めていた訳ではないけれど、それが一番似合うとずっと思ってきた、市川に赴任してからは。
日本福音ルーテル市川教会の中島康文牧師のエッセイです
「今年も枯れてしまったか」と一昨年夏、庭のモミの木を見ながら私は溜息をついた。「クリスマスツリーは生木で」と決めていた訳ではないけれど、それが一番似合うとずっと思ってきた、市川に赴任してからは。
「クリスマスって何のこと?」、保育園礼拝の時に3才児に聞いた。即座に「サンタさん!」と次々に声が上がる。
教会の庭の銀杏の落葉を眺めるようになると、特に強く二つの「時」に思いを馳せる。月日と共に移ろう「時」と、教会暦の終わりの「時」である。
2020年3月頃、1枚の聖句入り葉書を皆さんにお配りした。「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。」
「名を付ける」これがアダムの最初の仕事であった。ふさわしい助け手を見つける必要があったからである。
ヨナタンは、イスラエルの初代王サウルの息子であり、本来なら次の王になる筈であった。しかし父サウルの不信仰(サムエル上13〜15章)によって王位はサウル家から取り上げられ、代わりにダビデ家へと移された。
「ご注文は?」と、イスに座るなり店員さんが声を掛けて来た。いつもと違う声掛けに一瞬言葉に詰まったが、一呼吸おいて「耳の上辺りでカットして、後ろは肩ギリギリでカット、モミアゲは普通でお願いします」と言うと、「承知しました」と返事。
金木犀の芳しい香りが教会の庭に漂っている。冬の椿も春の桜も夏のヒマワリも、観て私たちを楽しませてくれる花だが、キンモクセイは趣きが異なる。その花は小さく一塊にしか見えないが、香りで私たちの感性に「秋だよぉ」と働きかけてくるからだ。その芳しい香りを嗅ぐと、連想ゲームのように私は「キリストの香り」と...
「タイシュウ」と言われてどんな漢字を思い浮かべるだろう。せいぜい「大衆・体臭」と思い出すくらいであろうか。広辞苑を調べても、その他には「対州・対酬」という漢字が項目にあるだけである。しかし「退修」という漢字を教会関係者なら即座に思い浮かべることだろう。「退い
今年のノーベル生理学・医学賞はカタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏が受賞した。