エッセイ

明けない夜…

「明けない夜はない」、コロナウィルスの恐怖や不安の中で、口にこそ出さなかったものの、心の奥底ではその言葉を思い浮かべながら耐え忍んできた。いや、そうでも思わなければ耐えられなかったというのが正直な気持ちである。10月1日、ついにすべての地域で宣言が解除された。再び宣言が出されるかもしれないという...

会って、伝えたい!

「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」(祝日法)という日が「敬老の日」である。1965年に9月15日をその日として祝日に制定し、2001年からはハッピーマンデー制度により9月第三月曜日となった。私にとって「敬老」の身近な対象は両親であったが、既に他界している。臨終に間に合わず、直接耳元で「...

他の誰かではなくて 

「小さいひつじが」という子どもの讃美歌がある。「100匹の羊の内の1匹がいなくなった。羊飼いは99匹を置いてその1匹を探しに行き、見つけたらその羊を担いで家に帰り、近所の人々を呼んで一緒に喜んでくれ」という譬(たと)えを基に作られた曲である。(ルカ15:1~、マタイ18:10~)見つけ出した羊飼いの喜び、即ち私た...

「アイ」が大切     

授業再開をどうするか、今、学校の先生たちは苦悩しておられることだろう。ゆとり教育の影響もあって、夏休み終了の期日は、自治体によって様々である。私の記憶にある「夏休みは8月31日までの42日間」という自治体は今年9県のみで、8月25日前後という都府県も多くあった。しかしコロナ感染が収まらない中、秋の学びの...

危機感を共有する 

東京都に続いて、首都圏3県にも8月末日までの緊急事態宣言(以下宣言)が出される。市川市は今年4月20日以降、まん延防止等重点措置(以下措置)が継続していたので、正直に言えば「あっ、そう!」という感想でしかない。外出を控えマスクを常時着用する生活が変わることはないからだ。何よりも、実は宣言と措置の違いを...