避けどころ
10月、ルーテル教会は「ルターの宗教改革」に特に心を向ける。言葉で、行動で、そして讃美歌で、人々に「福音」について力強く語り続けた。彼の讃美歌の代表曲は、愛唱詩編である詩編46編を基に作詞作曲した「神はわがやぐら」(1529年)であり、私たちにとっても心の支えとなる讃美歌でもある。
日本福音ルーテル市川教会の中島康文牧師のエッセイです
10月、ルーテル教会は「ルターの宗教改革」に特に心を向ける。言葉で、行動で、そして讃美歌で、人々に「福音」について力強く語り続けた。彼の讃美歌の代表曲は、愛唱詩編である詩編46編を基に作詞作曲した「神はわがやぐら」(1529年)であり、私たちにとっても心の支えとなる讃美歌でもある。
元暴力団員で今は建設作業員として働く男性、「夜は外で寿司や焼き肉を食べていたのが、コンビニ弁当や唐揚げに変わった。『汗をかいた後のご飯はめちゃくちゃうまい。もっと早く普通の生活のすごさに気付いていればよかった。』」と。(10月8日朝日新聞朝刊より)暴力団の世界と比べるのはどうかと思いながらも、否...
「明けない夜はない」、コロナウィルスの恐怖や不安の中で、口にこそ出さなかったものの、心の奥底ではその言葉を思い浮かべながら耐え忍んできた。いや、そうでも思わなければ耐えられなかったというのが正直な気持ちである。10月1日、ついにすべての地域で宣言が解除された。再び宣言が出されるかもしれないという...
「幸せになることがテロへの抵抗。」ニューヨークのビル爆破、いわゆる「9.11.テロ」で犠牲になった日本人Sさんのお連れ合いは、お腹に第3子がいて遺族となった。
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」(祝日法)という日が「敬老の日」である。1965年に9月15日をその日として祝日に制定し、2001年からはハッピーマンデー制度により9月第三月曜日となった。私にとって「敬老」の身近な対象は両親であったが、既に他界している。臨終に間に合わず、直接耳元で「...
(32) 「手を洗って!」「お片付けできた?」と子どもが幼い時に繰り返し語り掛けてきた、「子育ては忍耐」と自分に言い聞かせながら。「は~い」と素直に応...
「小さいひつじが」という子どもの讃美歌がある。「100匹の羊の内の1匹がいなくなった。羊飼いは99匹を置いてその1匹を探しに行き、見つけたらその羊を担いで家に帰り、近所の人々を呼んで一緒に喜んでくれ」という譬(たと)えを基に作られた曲である。(ルカ15:1~、マタイ18:10~)見つけ出した羊飼いの喜び、即ち私た...
授業再開をどうするか、今、学校の先生たちは苦悩しておられることだろう。ゆとり教育の影響もあって、夏休み終了の期日は、自治体によって様々である。私の記憶にある「夏休みは8月31日までの42日間」という自治体は今年9県のみで、8月25日前後という都府県も多くあった。しかしコロナ感染が収まらない中、秋の学びの...
「先生、大丈夫ですか?」皆さんが声を掛けてくださった。「ありがとうございます。大丈夫です。」と私は応えた。 8月8日の日曜日、この欄に「看取りの時」を迎えていた我が家の老犬(以下ウル)のことを記したその日の昼下がり、ウルは息を引き取った。16才7ヵ月であった。
オリンピックは閉会したが、その一方、コロナ感染者は増加の一途である。関連について担当大臣は「感染拡大にはつながっていない」(8月10日NHK WEB)と早々と認識を示しているが、感染して症状が出るまでに日数を要することを考えると、閉幕して二日後に認識を示すのはいかがなものだろう。早急に認識を示したかったの...