真間川のほとりで

魔物が棲んでいる!?

何年かに一人、私の姿を見て「神様」と呼ぶ保育園児が現れる。どの子も3才前後だと記憶しているが、3才から毎週行なわれる幼児礼拝に出席するようになると、数か月後には「神様」と呼ばなくなる。専門的なことは分からないが、知識や経験が増えることで、逆に「見えない存在」に気付き始めるからではないかと思っている...

無秩序を愛する

先月、母子ホームの学童クラブのクリスマス会に招かれ出席した時の事。礼拝が終わり、次はお楽しみ会。子どもたちが笑顔で楽しそうにおしゃべりする中、ケーキと飲み物が配られる。ところが飲食が始まるやいなや、先ほどまでの賑やかな会場が、瞬時に静かになった、別世界に来たかと思える程に。皆が前を向き、黙々とケ...

誰が社会を支えているか

一日で100cmの積雪を、帯広教会に居た時に経験したことがある。40~50cmの積雪を見て、すぐに雪かきを始めたが、雪は降り続き、数メートル程雪かきして振り向くと、再び膝辺りまでの積雪。その繰り返しだった豪雪の日であった。あれこそまさに「大雪」だった。でもそこは雪国、道路は一部で少し渋滞があったもの...

子供は大人が思うほど・・・

2021年最後の主日を迎えた。アドベントから始まる教会暦ではまだまだ始まったばかりであるが、西暦では「年末」。ルーテル教会は1月から12月を「1年度」としているので、「年末プラス年度末」となり、「クリスマスの忙しさが終わったばかりなのに…」とボヤキながら毎年まとめの作業に取り掛かる。そして今年もそ...

クリスマスの天使は忙しい

「おめでとう、恵まれた方(マリア)!」、天使が告げるこの言葉から、子どもたちが演じてくれる降誕劇は始まる。この天使の名前はガブリエル。これより少し前、ガブリエル天使は、祭司ザカリアが聖所で香を焚(た)く務め(生涯に一度だけ)の時にも現れ、「妻エリザベトに子どもが生まれること、その子の名前をヨハネ...