祈り)
天の神様、新しい目覚めを与えて下さりありがとうございます。
虫の声や空の高さ、雲の形や光の射し方、星の位置などの自然が私たちに、今が与えられていることを静かにささやいてくれます。
また花や木々の香りが、思い出に誘ってくれる時もあります。
私たちは今を生かされているからこそ、感じることや思うこと一つ一つが今を教えてくれるのです。
神様あなたに与えられているものは、なんと多いのでしょうか。「ありがとう」とあなたに感謝できるこの時を感謝します。
これから語られますみことば、この語る者を通して、ここにおられるお一人お一人へと、
そしてそれぞれの心にある方々お一人お一人へと神様あなたがお語り下さい。
神様あなたにすべてをお委ね致します。
このお祈りを主イエスキリストのお名前によってお祈り致します。
アーメン
【参照聖書箇所:創世記1章26節〜2章4節a】
神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。(31節)
「こんな私は生きてていいのだろうか。」そのような問いがあふれてくる時があるのは私だけでしょうか。あれもできない、これもできなくなった、何も役に立たない私なんかがどうして生きているんだろう。と。
個人的なことを言えば、だんだん自分の足での歩行が困難になり今は車椅子の助けを必要とし、言葉も早く話せなくなり何度も言い直さないと解ってもらえないもどかしさを感じることも増えて、書字も困難になって...できなくなっていくことがたくさんあります。でも「生きちゃってる」と思うと辛くて辛くて。
でも、そっと立ち止まって考えると、そのような自分でも新しくできるようになったことも実はたくさんあることにも気付きます。失っていくことばかりに心が捕われてしまうと、どんどん自分が惨めになるかもしれませんが、与えられていたことがたくさんあるから失うものは多いのだと思ったり、今新たにできることが与えられていると思うと、今あるたくさんの与えられているものに感謝できます。
神様は一人一人すべての人を造られました。「私が立派に造ったのだから勝手に育ちなさい」と言って放っておかれるわけではありません。「あなたは私にとってかけがえのない大切な存在だよ」と言われて、今もずっとあなたを愛し、共におられるのです。あなたの存在も、そして神様に造られたものすべては神様にとって今も極めて良いものなのです。
たとえあなた自身が自分を否定したくなるほど惨めなときでも、誰からも存在を認めてもらえない時でも、神様にとってあなたは大切な大切な存在です。神様は造られたすべてのものを大切にされているから、神様は私たちにすべてを支えすべてに愛の心を配るようにと委ねられたのです。
私たちは今を生かされています。私たち一人一人を大切にして下さる神様と共に今、生きています。
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