思いを込めて
(66) たくさんの人が観光に、帰省にと出掛けた様子が繰り返し報道された今年の連休。3年振りに行動制限が解除されて迎えたのだから、「どこでも良いから出...
(66) たくさんの人が観光に、帰省にと出掛けた様子が繰り返し報道された今年の連休。3年振りに行動制限が解除されて迎えたのだから、「どこでも良いから出...
「ワンちゃんに健康を守ってもらってるんだね」と、犬の散歩中にご年配の方から何度声を掛けられたことか。確かに朝晩合計1時間半ほどの散歩は、健康保持には随分貢献してくれていたのだと思う。ところがコロナ禍が始まる頃、犬も弱ってしまい長い散歩をしなくなった。繰り返し要請される行動制限を理由に、私自身も無...
今週末、第五土曜コンサートが行われる。コロナ禍中は休会していたので、ほぼ2年ぶりの開催。有観客で行った2020年2月のコンサートは、「不要不急の外出自粛」の方針が取られ、演劇、音楽、スポーツ等のコンサートや催しが中止となる中での開催であった。奏者のお一人がくださったメールに「私の仕事は、政府の言...
安息日が終わり、夜の帳(とばり)が下りる中、女性たちはもどかしい思いで夜が明けるのを待っていた。十字架に付けられ埋葬された主イエスの墓に、三日目にしてやっと出向くことができるからである。
黄色いチューリップが二輪、教会正門脇に咲いた。春を代表する花の開花を目にしたとたん「春だなぁ」と呟く私がいた。チューリップ=春という感性が、根付いているからだろう。
市川教会の会堂は、2009年9月に「登録有形文化財」として登録された。建築家ヴォーリスの晩年の建物であること、築後に大きな変更がなされていないこと、設計図が現存すること等がその理由であった。
次男が小学生の頃、遊びに出かけていた友達の家から帰宅して、ポツリと「ボクもひとりっ子が良かった」と呟いた。「どうして?」と聞くと、「友達は兄妹がいないから、お菓子もオモチャも独り占めできる」と。それに対して私がどう応えたかは記憶にないが、姉二人兄一人の4人兄弟の末っ子、好き勝手にできないことも確か...
ウクライナ東部マリウポリから覚悟を決めて避難してきた女性が、「道路には沢山の血が流れ、幾人もの遺体を見ながら避難してきた」と途中の様子を語っていた。そして彼女は続けて「でも、私は憎しみや怒りを持ちたくない。憎しみが戦争を生み出すから」と訴えるように語っていた。平和な街が不当な侵攻によって破壊され...
「タイカンが鍛えられたのだと思う」と、パラリンピックで主将を務めているMさんは、競技後のインタビューに応えていた。昨年夏のパラリンピックに出場するために行った練習によって「タイカン」が鍛えられ、好成績に繋がったということらしい。最近よく聞く「タイカン」。「体幹」と書くことは知っていたけれども、バラ...
「今、君がすることはしっかり食べて元気でいることじゃないか。」と友人のK君がアドヴァイスしてくれた。ほぼ半世紀前のことであった。その頃の私は高専の4年、進路について随分悩んでいた。