わたしたちの帰るところ

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詩編90編

【祈り。神の人モーセの詩。】主よ、あなたは代々にわたしたちの宿るところ。
山々が生まれる前から/大地が、人の世が、生み出される前から/世々とこしえに、あなたは神。
あなたは人を塵に返し/「人の子よ、帰れ」と仰せになります。
千年といえども御目には/昨日が今日へと移る夜の一時にすぎません。
あなたは眠りの中に人を漂わせ/朝が来れば、人は草のように移ろいます。
朝が来れば花を咲かせ、やがて移ろい/夕べにはしおれ、枯れて行きます。
あなたの怒りにわたしたちは絶え入り/あなたの憤りに恐れます。
あなたはわたしたちの罪を御前に/隠れた罪を御顔の光の中に置かれます。
わたしたちの生涯は御怒りに消え去り/人生はため息のように消えうせます。
人生の年月は七十年程のものです。健やかな人が八十年を数えても/得るところは労苦と災いにすぎません。瞬く間に時は過ぎ、わたしたちは飛び去ります。
御怒りの力を誰が知りえましょうか。あなたを畏れ敬うにつれて/あなたの憤りをも知ることでしょう。
生涯の日を正しく数えるように教えてください。知恵ある心を得ることができますように。
主よ、帰って来てください。いつまで捨てておかれるのですか。あなたの僕らを力づけてください。
朝にはあなたの慈しみに満ち足らせ/生涯、喜び歌い、喜び祝わせてください。
あなたがわたしたちを苦しめられた日々と/苦難に遭わされた年月を思って/わたしたちに喜びを返してください。
あなたの僕らが御業を仰ぎ/子らもあなたの威光を仰ぐことができますように。
わたしたちの神、主の喜びが/わたしたちの上にありますように。わたしたちの手の働きを/わたしたちのために確かなものとし/わたしたちの手の働きを/どうか確かなものにしてください。 

 

祈り)
天の神様、新しい目覚めをありがとうございます。
毎日の中でも、ふっとそよぐ風を感じることが増えてきました。
ほんの小さな変化も、大きな変化も、感じることのできる「今」が与えられていることを感謝いたします。
今日も一日、神様あなたから与えられる一つ一つに感謝を持って過ごせますように。

これから語られますみ言、この語る者を通して
ここにおられるお一人お一人へと神様あなたがお語り下さい。
この語る者の全てを神様あなたへお委ね致します。
このお祈りを主イエスキリストのお名前を通してお祈り致します。

アーメン。

 

『主よ、あなたは代々にわたしたちの宿るところ。』詩編90:1

 

おはようございます。
私は入院中、運動機能のリハビリと言葉のリハビリを受けています。
言葉のリハビリの言語療法士の先生に、私が普段やっていることをお話しすると、先生がすごく驚かれます。
私も声が出せる自分に驚くことがあります。
何の力が働くのでしょうか。

さて今、ご一緒にお読み致しました聖書の箇所、詩編90編は「主よ、あなたは代々にわたしたちの宿るところ。」と詩人は詩いはじめます。
「神様、あなたは永遠に私たち一人一人が帰るところです。」と詩っているのです。
あなたにとって「帰るところ」ってどこでしょうか。
一人一人その生きられている状況によって異なります。
自宅のある人もいれば、ホームのような施設で暮らす方、、異国にいて自分の生まれた国こそが自分の帰るところなのだと思われる方などいろいろです。

しかし、たとえ自分の意識の中に存在していないとしても、私たち一人一人には帰るところが用意されています。
一人一人の魂が帰ってくる事を信じ待ってる方がおられます。

それは神様です。
一人一人の存在をかけがえのないものとして愛されておられる神様です。
あなたの魂が帰るところ、それは愛の家である神様のところです。

2011年に起きた東日本大震災での津波で亡くなった方々で、遺骨が未だ身元不明の方々がおられるそうです。
また、戦争で亡くなられた多くの方々の遺骨も身元不明で残されているでしょう。
しかし、その方々も魂は神様のもとへと帰っておられます。

「神様、あなたは永遠に私たち一人一人の魂が帰るところです。」

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