祈り)天の神様、私たち一人ひとりに新しい目覚めをありがとうございます。
いろいろなところに建てられた施設も90歳を迎えたり100歳を迎えたりしています。
遠い異国の人やこの日本の一人ひとりの祈りや愛によって建てられ、今を迎えております。
長い年月を経るということは、あまりめずらしく感じる年月ではないかもしれません。
しかし、確かに神様あなたからの愛が、たくさんの方の祈りや奉仕を通して今ここに生かされています。
私たち一人ひとり神様あなたへの感謝を新たにして、一瞬一瞬を大切に生きていけますように。
これから語られますみことば、この語る者を通して、ここにおられるお一人おひとりへと神様あなたがお語り下さい。
この語る者のすべてを神様あなたへお委ね致します。
このお祈りを主イエスキリストのお名前を通してお祈り致します。
アーメン
【参照聖書 ヨハネによる福音書34〜35節】
あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。(34節)
いろいろな施設がそれぞれの年月を生きています。何年もの間どのようにしてそれらの施設は用いられ続け、そしてこれからも生き続けていくのでしょうか。
私が「生きる」と表現しましたように建物だけの問題ではなく、それらの施設を利用されるお一人おひとりを大切にしたいと言う『思い』も生きています。その『思い』の中心になっているのは今ご一緒にお読み致しました聖書の箇所で、神様が「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」(34節)と言われていることの実現です。
「愛」とは「大切にすること」でもあります。一人ひとりが他の人を大切にする思いを実現するにはいろいろなかたちがあります。祈りであったり微笑みであったり言葉かけであったり、様々です。いろいろなところにある施設も一人ひとりの祈りや奉仕で今も生かされています。神様は「あなたが勝手に自分が”愛”だと思っていることをしなさい」とおっしゃっているわけではありません。神様は「わたしがあなたがたを愛したように」と言われています。
神様に心を向け、自分も神様に生かされ大切にされている存在であることを覚えるときに、一人ひとりの小さな祈りが神様に用いられます。
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