biblestudyの記事一覧

すべてを天の神様に向けて 

昔、私の兄姉(きょうだい)の一人があまりにもおとなしく、とくとくと怒る母の話を正座をしてちゃんと聞いているように見えたので、感心して「兄姉はすごいな」っと言ったことがあります。そうしたら、その兄姉の一人が「話を聞いているふりをしてほかの楽しいこと考えてたら、いくらでも平気だよ。」と言ったことを、...

いつでも待っているよ

「……どうか我らを立ち帰らせてください。」と詩人は詩いはじめます。「あなたにとって帰るところはどこですか?」と聞かれて、皆さんはどこを思い浮かべるでしょうか。昔の事を思い出してふるさとを思い浮かべたり、今いる家を思い浮かべたり様々かもしれません。誰かが「お帰り」と言葉をかけてくれるところ、それが自...

今日を過こせば明日も生きられる

この詩編の作者はさまざまな苦しみをもっていた。苦悩の最中、夜はもっとも苦痛であったにちがいない。眠られぬ夜を過ごし、朝が来ると彼は待ちきれぬように祈る。彼の祈りは、「わたしの声を聞いてください」とあるように、ときには嘆きであり、愚痴であり、不満であり、怒りであった。彼にとって、信仰の世界はきれい...