日本福音ルーテル教会は戦争についてどのように考えていますか?

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るたー

平和を祈ろう!

今日8月15日は終戦記念日じゃの。日本福音ルーテル教会は1993年に発表した「日本福音ルーテル教会宣教百年信仰宣言」の中で、アジア・太平洋戦争について次のように振り返っているぞ。

「Ⅱ 深い痛みのうちにざんげする

主はこの世界の創造主であり、歴史の支配者です。この主が、私たちにキリスト者と
しての使命をお与えになりました。しかし今、近代日本の百年余に重なる私たちの教会
の百年の歴史を省みるとき、主のみ言葉に聴き続けえなかったことを、深い痛みの中で
ざんげします。
とくに、第二次世界大戦を含め十五年戦争のあいだ、私たちの教会は神のみを神とす
る十戒の第一戒を守り抜くことができず、また平和を実現するようにとの主の戒めを生
きることができませんでした。
その結果、私たちの教会は、1941年の日本基督教団合同に際して、ルーテル教会
の信仰告白をあいまいにし、戦争の勝利を祈り、協力しました。こうして、行なうべき
ではなかったことを行なってしまった罪と、行なうべきだったことを行なわなかった罪
とを、神と隣人の前に、とりわけアジアの人々の前に犯しました。しかも、私たちはこ
の事実に目を向けることをせず、今に至るまで公けに悔い改めもざんげもしないできま
した。
さらに今日、物の豊かさのみが求められ、強い者が弱い者を切り捨てる競争社会の中
で、ともすれば私たち自身がそのことに無反省となり、多くの隣人を苦しめ、また自然
を破壊しています。
また、私たちには、日本の豊かな文化と伝統の中で、福音を根づかせる務めが課せら
れておりましたが、それも十分には果たしていません。
そして、なによりも日々の生活の中で、主のみ言葉に深く聴くことが少なく、福音を
家族、子ども、友人、社会に伝える責任を満たしていないのです。
私たちはこれら全てを主のみ前に心よりざんげし、主と隣人の前に赦しを願い求めま
す。」
https://jelc.or.jp/jelc-archive/#sengen

先の戦争での反省を胸に、平和を求め続けていきたいの。

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