あなたはあなたのままでいい

祈り)
天の神様、私たち一人一人に新しい目覚めをありがとうございます。
今、どこにいるのか一瞬わからなくなるときがあります。
自分がみていた夢の中にまだいるような気がしたり、久しぶりの旅行に行き、家にいるつもりになっていたり、
急に目が覚めたら、病院のベッドの上にいたり。
お一人お一人が今置かれている状況や心の状態は様々であり、たくさんあります。
その中にあっても変わらないものがあります。それは、神様から一人一人に与えられる目覚めであり、愛です。
いつも変わらない愛をありがとうございます。

これから語られます神様、あなたからのみことば、この語る者を通して、神様あなたがお語りください。
ここにおられるお一人お一人の心にある方々とも祈りを合わせ、この語る者のすべてを神様あなたにお委ね致します。

このお祈りを、主イエスキリストのお名前によってみ前にお捧げ致します。
アーメン。

【参照聖書箇所:出エジプト記20章17節】
隣人の家を欲してはならない。隣人の妻、男女の奴隷、牛、ろばなど隣人ものを一切欲してはならない。

入退院を繰り返していると、いろいろなものが変わって行きます。それは自分自身の身体や病気の状態が変化することもありますが、病院が新しい建物になったり、スタッフが変わったり、治療方針が変わっていきます。その度に、私たちは戸惑ったり、苦しんだり、不安になるのではないでしょうか。入院中に、私も新しい検査や薬を飲むことがあり、とても戸惑い不安になります。病気のために変化していく自分の身体の不便さも戸惑いますが、治療の急な変化に驚いたのです。でも、私たち一人一人にも変わらないものがあります。それらは自分では変えられないものです。

ご一緒にお読み致しました聖書の箇所『出エジプト20:17』に語られている言葉も、その一つです。自分以外の人の持ち物を羨ましがったり、それを欲しがったり。それがダメと神様は厳しく言われるだけではなく、そのように思ってしまうのも人間、自分なんだと自分に向き合う時、神様が自分と共にいて下さり、そのような自分であっても、赦して生かして下さることに気付くことができるのではないでしょうか。私たち一人一人にも、自分では変えたくても変えられることのできないものもたくさんあります。そんな私でも、神様は変わらぬ愛で一人一人を包み赦して下さいます。

あなたはそのままで生きていていいのです。