
安らかな死を迎えるために
はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる(ルカによる福音書23章43節)
キリスト新聞社発行、「新版 実用聖書名言録」からお届けしています
はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる(ルカによる福音書23章43節)
悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。(マタイによる福音書 5章4節)
塵に口をつけよ、望みが見いだせるかもしれない。 (哀歌3章29節)
彼が担ったのはわたしたちの病、彼が負ったのはわたしたちの痛みであった……。(イザヤ書53章4節)
「足がよろめく」とわたしが言ったとき、主よ、あなたの慈しみが支えてくれました。 (詩編94編18節)
わたしの魂よ、沈黙して、ただ神に向かえ。神にのみ、わたしは希望をおいている。(詩編62編6節)
死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。あなたの鞭、あなたの杖、それがわたしを力づける。(詩編23編4節)
この詩編の作者はさまざまな苦しみをもっていた。苦悩の最中、夜はもっとも苦痛であったにちがいない。眠られぬ夜を過ごし、朝が来ると彼は待ちきれぬように祈る。彼の祈りは、「わたしの声を聞いてください」とあるように、ときには嘆きであり、愚痴であり、不満であり、怒りであった。彼にとって、信仰の世界はきれい...
ヨブ記の主人公ヨブは、心清く信仰心の篤い立派な人物であった。ところが突然、 一切の財産を失うという災難に遭う。しかしヨブは「奪うのも、取るのも神さま だ」と告白する。そのヨブにさらに追い打ちをかけるように体中にできものができて無惨な姿を呈するようになる。ヨブの妻は彼に向かって「神を呪って、死んだ方...
なんとかならないものかと問題の解決を願うことは珍しいことで ない。ヨハネは、教会にもさまざまな願いをもつ者がいることを知っていた。いったい人の願いを神は聞いてくださるのか、この問いは当然人々のなかに生じる思いである。