信頼の中に生かされて

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詩編32編

1.【ダビデの詩。マスキール。】いかに幸いなことでしょう/背きを赦され、罪を覆っていただいた者は。
2.いかに幸いなことでしょう/主に咎を数えられず、心に欺きのない人は。
3.わたしは黙し続けて/絶え間ない呻きに骨まで朽ち果てました。
4.御手は昼も夜もわたしの上に重く/わたしの力は/夏の日照りにあって衰え果てました。〔セラ
5.わたしは罪をあなたに示し/咎を隠しませんでした。わたしは言いました/「主にわたしの背きを告白しよう」と。そのとき、あなたはわたしの罪と過ちを/赦してくださいました。〔セラ
6.あなたの慈しみに生きる人は皆/あなたを見いだしうる間にあなたに祈ります。大水が溢れ流れるときにも/その人に及ぶことは決してありません。
7.あなたはわたしの隠れが。苦難から守ってくださる方。救いの喜びをもって/わたしを囲んでくださる方。〔セラ
8.わたしはあなたを目覚めさせ/行くべき道を教えよう。あなたの上に目を注ぎ、勧めを与えよう。
9.分別のない馬やらばのようにふるまうな。それはくつわと手綱で動きを抑えねばならない。そのようなものをあなたに近づけるな。
10.神に逆らう者は悩みが多く/主に信頼する者は慈しみに囲まれる。
11.神に従う人よ、主によって喜び躍れ。すべて心の正しい人よ、喜びの声をあげよ。

祈り)
天の神様、私たち一人一人に新しい目覚めをありがとうございます。
「ありがとう」で一日が始まる時や
「えーい、こんちきしょう」というような思いで始まる一日があったり、
私たちは人の数だけいろいろな気持ちで一日が始まります。
あっという間に時間が過ぎてしまうような日もあったり、
一分、一時間がとてつもなく長いように感じたり。
しかし、そのような思い一つ一つは私たちにとって大切な事です。
その大切な「時」を与えて下さる神様あなたに、
いつも私の心を向けることができますように。
神様あなたは決して無駄な「時」は与えられないことを思い感謝します。

これから語られますみ言、この語る者を通して
ここにおられるお一人お一人へと、
そして、それぞれの心にある方々お一人お一人へと
神様あなたがお語り下さい。
神様あなたに全てをお委ね致します。
このお祈りを主イエスキリストのお名前によってお祈り致します。

アーメン。

 

おはうようございます。
『主に信頼する者は慈しみに囲まれる。』詩編32:10
と詩人は語ります。
「神様に信頼する人はどこにいても安心できる」と詩人は語るのです。
誰かを信頼する、と聞いて思い出すのは昔ドラマで観たシーンです。
社会からはみ出してしまい心も身体も行き場のない少年が、
一人の教師に信頼されて自分の家の鍵を渡され、その教師の家から大切な物を持って来る。
そのようなシーンでした。
人は誰かに信頼されていると受け入れることで強くなれることが多いように思います。

神様を信頼するってどうすればいいのだろう。
私は本当に神様を信頼して日々を送っているのだろうか、とちょっぴり自身がない時もあります。
また神様なんてすっかり忘れてしまう時もあるし。
でも心配はありません。神様があなたを信頼して下さっているからです。
信頼しておられるからあなたを忘れることもありません。
神様がこの私を信頼して下さってるだなんて、そんなこと何でわかるの?と思われる方も、
疑われる方もおられると思います。
でも、私たち一人一人は神様から大切な命を与えられています。
家の鍵よりもっと大切なかけがえのない命を、
誰も同じものはない命を、
神様は信頼するあなたへ与えて下さっておられます。
神様が信頼して下さっておられるのだから、あなたはその信頼を受け入れるだけでいいのです。
とても簡単なようで難しいかもしれません。
きっと、今まで条件を出されたり、何かと比較をするのが当たり前で、
ただ受け入れるなんて都合がいいような感じがするかもしれませんが、
神様はそのようなあなたでも、戸惑ったり遠慮するあなたでも、
どんなあなたでも信頼し受け入れて下さいます。
だからあなたは安心して神様の慈しみの中を歩めます。

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