大切なあなた

祈り)天の神様、私たち一人ひとりに新しい目覚めと新しい命をありがとうございます。
台風が接近して雨や風が強い日があったり、少し涼しくて晴れた日もあったり、気温も天候もあまり定まらない毎日ですが、
お一人おひとりの心と身体の健康を支えて下さりありがとうございます。
神様あなたによって与えられているものは一人ひとりに十分に与えられています。
物足りなく思ったり当たり前のように感じたりする私たちですが、
いつもあなたによって十分に与えられている「今」というこの時を感謝できますように。

これから語られますみことば、この語る者を通して、それぞれの場におられるお一人おひとりへと神様あなたがお語り下さい。
この語る者のすべてを神様あなたへお委ね致します。

このお祈りを主イエスキリストのお名前を通してお祈り致します。
アーメン

復讐してはならない。民の人々に恨みを抱いてはならない。自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。わたしは主である。(レビ記19:18)

2021年も10月に入りました。今年もあと二ヶ月弱、やり残したことがあるように感じる方も今年も頑張ったなと思われる方もおられると思います。

今ご一緒にお読みしました聖書の箇所に「自分を愛するようにあなたの隣人をも愛しなさい」と語られております。自分を愛するとは、自分が良いと思う自分も良くないと思う自分も、そのまま自分の存在として大切にするということです。自分のことは後回しにして人を優先することは、隣人を愛することでもないようです。「そんなの難しいよ」「やり方がわからないじゃない」と心配することもありません。

今ご一緒にお読み致しました聖書の箇所の最後に「わたしは主である」とあります。私たち一人ひとりにとって主である神様は、もうすでに一人ひとりの存在をそのまま大切にして下さっておられます。だから私たちは神様がされているように、自分そのままの存在を大切にするように隣人にもすればいいのです。

そのようなことを皆さんに言っていても、私自身もとても難しく感じることもあります。何十年か前、自分の足で歩いていた私にとっては、今は車椅子で生活しなければならない自分と比べてしまう現実があります。今の自分も過去の自分も「自分」です。「自分を愛するようにあなたの隣人をも愛しなさい」と言われても。。。と戸惑うときもあります。そのようなとき「わたしは主である」と語って下さる神様は、こんな自分さえも大切にして下さっているのだと感謝しています。