ルーテルアワー聖書通信講座 人生の悩みに答えるキリスト教入門

マタイ8:1-4
  8 :1 イエスが山を下りられると、大勢の群衆が従った。8:2すると、一人の重い皮膚病を患っている人がイエスに近寄り、ひれ伏して、「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と言った。8:3イエスが手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、たちまち、重い皮膚病は清くなった。8 :4イエスはその人に言われた。「だれにも話さないように気をつけなさい。ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めた供え物を献げて、人々に証明しなさい。」

祈り)
天の神様、新しい目覚めをありがとうございます。
一人一人が命を与えて下さる神様へと心を向けて
今、生かされいることを喜びます。神様ありがとうございます。
生きている全ての方が同じ神様を覚え祈り、
感謝することは今、難しいかもしれませんが、
神様は生きている全ての一人一人を覚え、喜んで下さっています。
私たちは生きている人の数だけ、いろいろな経験をします。
一人一人が違っていたとしても、神様にとってその一人一人が特別で尊い存在です。
そのように一人一人の魂を愛される神様の愛に包まれて、
今日も生かされていることを思い起こせますように。

これから語られます神様、あなたからのみ言
この語る者を通して神様、
あなたがここにおられるお一人お一人へとお語り下さいますようお願いします。
この語る者の全てを神様あなたへお委ね致します。

このお祈りを、主イエスキリストのお名前によってお捧げ致します。

アーメン。

 

「イエスが手を差し伸べてその人に触れ「よろしい。清くなれ」と言われると。。。」
マタイ8:3

 

おはようございます。
重い皮膚病の人を癒された後、喜んでいるその人に主イエスは、
「このことは誰にも話さないように気をつけなさい」と言われ、
ただ、その当時「病が治り、清くされた者」として、社会で認められるための決まり通りに手続きをするようにとだけその人に言われます。
重い皮膚病を患った人と書いてあるだけですが、この人は何年も何年も苦しんでいたのかもしれません。
当時のユダヤ社会に限らずこの日本でも、ハンセン病にかかったというだけで戸籍から外され、
他の人から隔離されて生きなければならなかった方々がおりました。
私は学生の頃、その方たちからお話を伺う貴重な体験をさせて頂いたことを思い出します。
社会的にも身体的にも精神的にも追いつめられているただ中に主イエスはいらっしゃり、
いろいろな差別の中をこれからも生きなければならないのかと、絶望のどん底にいたその人が病を癒された時、黙っていられるわけはないでしょう。
社会的にも肉体的にも精神的にも自分をがんじがらめにしてきたものからの解放です。
その気持ちはすごくわかります。
しかし、主は敢えて口止めをされます。なぜでしょう。
神からの業は人間の言葉だけには留まりません。
その人の生き方であったり存在であったり、
かえってその人の言葉によって誤解されることもあります。

今、私たちは生きています。一人一人は神様によって用いられています。
何をどうするのか、私なんて何もできないと思われる方もいるでしょう。
しかし、心配ありません。神様が今あなたを必要とされています。
神様があなたを用いるのです。
全てを神様へお委ねして、一瞬一瞬を歩んで行けますように。