一人一人がかけがえのない美しい存在です

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詩編45:2-6
45:2 心に湧き出る美しい言葉/わたしの作る詩を、王の前で歌おう。わたしの舌を速やかに物書く人の筆として。

45:3 あなたは人の子らのだれよりも美しく/あなたの唇は優雅に語る。あなたはとこしえに神の祝福を受ける方。

45:4 勇士よ、腰に剣を帯びよ。それはあなたの栄えと輝き。

45:5 輝きを帯びて進め/真実と謙虚と正義を駆って。右の手があなたに恐るべき力をもたらすように。

45:6 あなたの矢は鋭く、王の敵のただ中に飛び/諸国の民はあなたの足もとに倒れる。

祈り)天の神様、私たち一人一人に新しい目覚めをありがとうございます。

「今日もこの日をありがとう。」と思える日は、あまり多くないように感じます。しかし、自分や自分の身近な人に、思いもしないことが起こったりすると、突然、自分にとって一日一日や一瞬一瞬が、かけがえのないものに思えるようになったり、あっと言う間に過ぎていた時間が、長く感じたりします。でも神様、あなたから与えられる「時」は変わることなく、そして必ず一人一人に与えられています。神様、あなたに心を向けて「ありがとう」と言える、心の落ち着きが持てますように。これから語られますみ言、この語る者を通して今、聖霊のお導きによって、聖書から聴くお一人お一人と、皆さんの心にあるお一人お一人へ、神様あなたがお語り下さい。
この語る者の全てを、神様あなたにお委ねいたします。このお祈りを、主イエスキリストのお名前を通して、み前にお捧げ致します。アーメン。

『あなたは人の子らのだれよりも美しく あなたの唇は優雅に語る。あなたはとこしえに神の祝福を受ける方。』詩編45:3

 おはようございます。

『あなたは人の子らのだれよりも美しく あなたの唇は優雅に語る。あなたはとこしえに神の祝福を受ける方。』詩編45:3

この詩(うた)って、いったい誰のことを詩っているのでしょうか。
それは、あなたです。
そんなことを言われても、私、この詩を詩った人を知らないし、ましてや「だれよりも美しい」なんて困るし、信じられない。なんて思ってしまうのは、私だけでしょうか。
でも神様にとって、あなたは「だれよりも美しい」し「かけがえのない存在」なのです。他の誰かと比べる必要はありません。

 昔、読んだ絵本に「鏡よ、鏡よ、鏡さん。世界で一番美しいのはだーれ?」と言いながら、鏡を覗き込むいじ悪そうな王女(魔女)に向かって、鏡が「それはあなた様です。」と答え、その鏡の答えが、やがて違う人を美しいと答えてしまうことで、物語が進んで行く絵本を読んだ覚えがあります。
鏡が映し出すのは容姿です。容姿だけで人を判断してしまうと、羨望が妬みや憎しみに変わってしまうことが多いような気がします。

 目には見えなくて、触れないものは、全ての一人一人が持っています。しかし、それらをわかって大切にしてくれる人は、あまりいないように思います。
本人が周りの人に悟られまいとしたら、なおさらかもしれません。

 でも、神様は違います。
あなたの目に見えて触れるところも、目に見えなくて触れられないところも、全てをご存知です。ご存知だからこそ、あなたは神様から「美しくされ あなたの語ることばを優しく豊かにされ いつもあなたを祝福される」のです。

「あなたは神様にとって、かけがえのない、だれよりも美しい存在です。」

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