詩編39編1節ー10節

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詩編39:1-12
39:1 【指揮者によって。エドトンの詩。賛歌。ダビデの詩。】
39:2 わたしは言いました。「わたしの道を守ろう、舌で過ちを犯さぬように。神に逆らう者が目の前にいる。わたしの口にくつわをはめておこう。」
39:3 わたしは口を閉ざして沈黙し/あまりに黙していたので苦しみがつのり
39:4 心は内に熱し、呻いて火と燃えた。わたしは舌を動かして話し始めた。
39:5 「教えてください、主よ、わたしの行く末を/わたしの生涯はどれ程のものか/いかにわたしがはかないものか、悟るように。」
39:6 御覧ください、与えられたこの生涯は/僅か、手の幅ほどのもの。御前には、この人生も無に等しいのです。ああ、人は確かに立っているようでも/すべて空しいもの。〔セラ
39:7 ああ、人はただ影のように移ろうもの。ああ、人は空しくあくせくし/だれの手に渡るとも知らずに積み上げる。
39:8 主よ、それなら/何に望みをかけたらよいのでしょう。わたしはあなたを待ち望みます。
39:9 あなたに背いたすべての罪からわたしを救い/神を知らぬ者というそしりを/受けないようにしてください。
39:10 わたしは黙し、口を開きません。あなたが計らってくださるでしょう。

祈り)
天の神様、私たち一人一人に新しい目覚めをありがとうございます。
たくさんある命の数は、数の多さでいうと数えきれません。
きっと数えたとしてもすごい数になるでしょう。
私はその中の一人だと思うと何とちっぽけで、
数えるに値しない、たいしたものでもない者になるかもしれませんが、
神様にとっては大勢の中の一人としてではなく、
一人一人がかけがえのない存在であり、
命であることを私たちに語ってくださいます。
自分自身も周りの一人一人も、かけがえのない存在として
神様に愛されていることを思い起こすことができますように。

これから語られますみ言葉、この語る者を通して
ここにおられるお一人お一人へと神様あなたがお語り下さい。
この語る者の全てをお委ねいたします。
このお祈りを、主イエスキリストのお名前によってお祈り致します。

アーメン。

 

おはようございます。
あなたは誰に信頼していますか?それではあなたは誰に信頼されていますか?
今朝ご一緒にお読み致しました聖書の箇所の39:10において、詩人はこう語っています。
「わたしは黙し、口を開きません。あなたは計らってくださるでしょう。」
神様、あなたが計らって下さったから私は黙って待ちます、と詩人は詩うのではなく、
私は黙って待ちます。神様あなたが計らって下さるから。と詩うのです。

この詩人は自分だけを信じているわけでも、確かな結果を見たから信じてるわけではありません。
では、何を信じているのでしょうか。
私たちも同じです。本当に何を信じていいのか分からなくなる時があります。
自分に都合のよい人ばかりを信じるのも、なんだか物足りない感じがする時もあります。

でも、私たちが迷ったり不安になる前に、私たちが神様に信頼され、
黙され、待たれていることを思い出してください。
私たちを信じて、黙って待って下さっておられる神様は永遠です。命です。
この詩人も同じであったように、私たち一人一人も信頼されて愛されている今を
安心して生かされていきましょう。

 

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